赤十字のボランティア活動は、篤志看護婦人会がその始まりです。
 第二次世界大戦後、日本赤十字社も新たなスタートを切り、現在の赤十字奉仕団は、昭和23年に創設されました。‘ボランティア’という言葉もまだなかった時代から、赤十字奉仕団は、ボランティア(=奉仕活動)を行っていたのです。

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篤志看護婦人会

 赤十字の奉仕団の始まりは、明治20年に創設された篤志看護婦人会です。篤志看護婦人会は、皇族、華族、上流婦人を中心として、赤十字の事業に奉仕するために創設され、その最初の活動は、傷病者の介抱ができるように包帯の巻き方や救急法などを自ら習い、赤十字活動の中心となる救護看護婦の役目を果たそうというものでした。その後、赤十字の専門的な救護看護婦の要請が進むにつれて、直接的な救護活動から、包帯や医薬品の調整、傷病者・被災者用の衣類作りなどに活動が変わっていきました。
 新潟県内でも、篤志看護婦人会新潟支会が、明治35年に創設され、戦時の接待や慰問などの活動に当たりました。
 そのように支部事業を支えていた篤志看護婦人会ですが、昭和20年の敗戦により、解散されました。

現在の赤十字奉仕団のはじまり

 赤十字はもともと「全世界の多数の奉仕者によって遂行される篤志的な事業」です。篤志、奉仕こそ赤十字の生命です。
 第二次世界大戦後の日本赤十字社にとっては、戦争のため、その機能に衰えが見られたため、その組織基盤となる奉仕者組織が必要でした。赤十字奉仕団は、昭和23年そうした時代の要求にこたえて創設されました。

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